【商品PVアップ】商品名登録のヒント
ECサイトで商品を登録する際に最も意識したいのが「商品名」です。
商品名は「検索されやすいか」「パッと見て何の商品なのか判断できるのか」など、会員事業者からの認知度を高められるかどうかの大きな分岐点となります。
今回はその重要な商品名登録における、よくあるNG例、また検索対策を意識したキーワード設定についてご紹介します!
目次
こんな商品名はNG
英語表記
輸入商品やオリジナルブランドを扱う企業さんに多いのが、英語表記だけの商品名です。購入会員様の大半は国内事業者です。「Dining Table」と「ダイニングテーブル」では総検索数に大きな差が出ます。
日本語での表記を徹底しましょう。
例:
・Dining table → ダイニングテーブル
・Flower vase → フラワーベース
・Leggings → レギンス
・Moomin → ムーミン
・Candle → キャンドル
品番やJANコードだけ
商品数が多い企業が多いのが、品番やJANコードのみのケースです。リピーターや既存のお客様メインの購入導線にはなりますが、新規のお客様を獲得するチャンスを逃してしまう非常に勿体ない登録の仕方です。誰が見ても何の商品か分かるように登録しましょう。
略語表記
アパレル企業に多いのが「SS新作」「OP」など省略された単語で登録してしまうケースです。会員事業者の属性はさまざまで、業界に詳しくない方も多いので、正式名称込みで登録しましょう。
例:
・SS → 春夏
・OP → ワンピース
・JK → ジャケット
・IV → アイヴォリー
・GR → グリーン
言い換えワードが入っていない
雑貨や日用品を扱う企業では「弁当箱」「ステンレスボトル」「蛍光ペン」など言い換えワードが入っていないケースも見られます。これだけでも問題ないですが、「ランチボックス」「水筒」「マーカー」など、そのアイテムの別名を盛り込んでおくと、検索される確率を高められます。
例:
・弁当箱 → 弁当箱、ランチボックス
・筆箱 → 筆箱、ペンケース
・Tシャツ → Tシャツ、カットソー
・レトロ → レトロ、アンティーク
・テント → テント、天幕
キーワードはあるものの何の商品か分からない
こちらは非常に多いケースで、固有名詞でしか登録されていなかったり、カラーや機能だけしか登録されていない商品があります。ECサイトの検索画面では商品タイトルとサムネイルでしか商品内容を判別するこができず、サムネイルで判別できない場合は商品名を見られます。最低限一つは一般的な用語を入れて、そもそも何の商品なのかを明記しましょう。
例:
・タオルの商品名が「【日本製】〇〇柄」のみ
・スウェットの商品名が「2023年春夏 〇〇デザイン」のみ
キーワード設定のヒント
前章では商品名のNG例をご紹介しましたが、ゼロから検索対策のキーワードを盛り込む作業は意外と難しく、淡白で他社との差別化ができないタイトルに落ち着いてしまうことも多々あります。
ここではどういう視点からキーワードを選定するか、実例をもとにご紹介します!
商品属性を洗い出す
商品名にキーワードを盛り込むヒントとして、まずは登録する商品のセールスポイントや、他の商品との差別化要素を洗い出してみましょう。
例えばドッグフードを扱う企業の場合、具体的な商品名(固有名詞)に加えて、「ドッグフード」「ペット用品」「無添加」「オーガニック」「大型犬向け」などと言ったドッグフードに付随して関連性のある言葉を商品名・コメントに意図的に入れていくのが有効です。
自分たちの売りたい商品はどんなターゲット向きか、どんなシーズン向きか、どういった用途で使われるか、どのような機能があるのか、など様々なセールスポイントからキーワードを抽出して、ユーザーの検索意図と上手くマッチングできると露出が非常に高まります。
店舗備品としての利用シーン
会員事業者は仕入れた商品を再販するだけでなく、お店の備品や販促品、インテリアなど様々な用途で使用します。そのため「テイクアウト用品」「待合室備品」「販促POP」「店内インテリア」などのように、売り場での利用シーンを盛り込むのも効果的です。
検索サジェストの活用
ただ、どれだけ良いセールスポイントがあったとしても、それが会員様にとっては親和性の低い表現だったりすると、そもそも検索されないという事態に陥ることもあります。
そこで、ユーザー画面の検索窓にキーワードを入れた際にプルダウンで下に表示される「検索サジェスト」は有効活用できる便利な機能です。
ここに出てくるキーワードというのは過去1年にユーザーが検索した言葉を基に選定されており、ユーザーの検索意図との親和性は非常に高いものとなっています。何らかの雑貨を売りたい場合、上記の画像のように「雑貨」と入力した後に出てくるサジェストを商品名に直接盛り込むのも効果的な手段の一つなので、ぜひ参考にしてみてください。
キーワードの入れ過ぎには注意
ただ注意していただきたいのは、意図的にキーワードを入れすぎた結果、商品ページが情報過多になってしまうことです。その結果ユーザーにとって不便な印象を与えてしまったり、結局何の商品か分からなくなりページから離脱してしまうこともあります。
露出していくことは重要ですが、そこから購入に至るまでの導線も考慮し、折り合いをつけた商品ページ作りを意識してみてください!
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