会員インタビュー

食品販売もお客様に好評!訪日外国人にも人気のヴィーガンレストラン「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」の取材レポ

大阪市西区にある「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」は完全再食の食事を提供しているヴィーガンレストランです。まだ今ほど「ヴィーガン」について知れ渡っていなかった9年ほど前に、それまでのイタリアンから切り替えてヴィーガンレストランを始めたパプリカ食堂。今では日本人だけでなく訪日外国人にも人気のお店として知られています。店内には無添加調味料や食品などの販売も充実しており、買い物も楽しめるお店となっています。

イタリアンや洋食店の経営からヴィーガンレストランへ

「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」は店長の中井さんが体調を崩し、食事の大切さに気付いたことから始まりました。食事を見直すきっかけとなったことからヴィーガンやオーガニックといった自然食の美味しさを知り、また動物性食品を摂取することで起きている実態や環境問題などを知るにつれ、それまでのイタリアンや洋食店の経営をやめて安全と美味しさにこだわったヴィーガンメニューを提供するレストランをオープンしました。

しかし当時はまだヴィーガンやオーガニックについての認知が高くなく、来店されたお客様には「ヴィーガンってなに?」「お肉はないの?」と聞かれることもあったそう。開店当初は客足に悩むこともありましたが、その後インバウンドで訪日外国人が増えるとパプリカ食堂に足を運ぶ方も増え、世界中のヴィーガンレストランが検索できるアプリの「Happy Cow」にも掲載されていることから一時は来店客のほとんどが外国人だったこともあるほど、お店の認知があがっていきました。

今では国内でもヴィーガンやオーガニックへの関心が高まっていることもあり、以前に比べて来店される日本人のお客様も増えています。

「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」では「たべて のんで キレイになる」をコンセプトとして掲げており、肉や魚、卵や乳製品、そして添加物などを使わない食事やドリンクを提供しています。もちろん食事はすべて手作りで、スタッフと試行錯誤しながら考えたメニューは和洋中と多岐に渡っています。例えば「ヴィーガン麻婆豆腐」や「うなぎのかば焼き玄米丼」、「ロコモコ丼」などバラエティ豊かな味わいが楽しめ、ヴィーガン食ではない方でも満足できる内容になっています。

どれも一見植物性でできているとは思えない料理の数々ですが、なかでも最近米国より入ってきたえんどう豆由来の「ビヨンド・ミート」は動物性のお肉と間違えるほどの味わいと食感で、見た目もまるで動物性のパテそのもの。またドリンク類も、ビールやワインなどオーガニック、ヴィーガン認証のものが揃っており、ヴィーガン志向の方には嬉しい充実っぷりです。

コロナ過で食品の販売を充実化

店内の入り口付近や通路にはヴィーガンやオーガニックの食品が充実しています。コロナ過で飲食以外の収益源をと考えて始めたのがこちらの物販です。メニューで使用している食材なども含め無添加調味料や食品が多数並んでいます。スーパーなどではあまり見かけない商品も多く、食事をした後に購入して帰る方や食材だけを買いに来られる方もいるのだとか。

人気商品のひとつがオーガニックのお菓子「ローバイト」。砂糖不使用でナッツの風味や食感が良く、カカオやココナッツなど様々な味が楽しめます。棚やワゴンにはオーガニック食材を扱うアリサンの有機ポップコーンやオーツ、日仏貿易のグルテンフリーパスタやトマトソース、マイナーフィギュアズのオーツミルクなどこだわりの食材が並んでいます。

ほかにも無添加調味料なども数多く揃っており、スーパーデリバリーでも定番人気の創健社ケチャップみりんが並んでいました。

また、お店の入り口にはヴィーガンのペットフードも!店長の中井さん曰く、試しに置いてみたところヴィーガン志向のオーナーさんに好評で購入していく方も結構いらっしゃるのだとか。ほかにも冷凍食品などの販売も充実しており、こちらもメニューに使用している食品を含めヴィーガンのおすすめの商品が揃っています。

さらに物販商品の中には「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」オリジナルのヴィーガンのインスタントヌードルもあります。こちらもコロナ過で客足が少なくなったなか、何かできることはないかと考え作った商品で、店頭やネット通販で販売しています。

ヴィーガンやオーガニックで作る食事の美味しさと素晴らしさを少しでも感じてもらいたいという想いから始まった「しぜんバル パプリカ食堂Vegan」。コロナ過で試行錯誤の中はじめた食品の物販ですが、植物性由来の食事に関心を寄せたり求める方が徐々に増えていることからニーズも増えています。また、オーガニック関連の雑貨なども合わせてニーズがあるようで、今後のお店の取り組みにも注目していきたいと思います。

パプリカ食堂 vegan

住所:大阪市西区新町1-9-9 アリビオ新町一階

インスタグラム:https://www.instagram.com/papurika_vegan/

取引申請が取引拒否になっていないかチェック

今回のパプリカ食堂に限らず飲食店でも雑貨の物販に力を入れている店舗は多く、雑貨企業との取引を求める動きはスーパーデリバリーでも広がっています。

しかし企業様が取引自動設定で「飲食店」を「取引拒否」にされていると、申請ができない状態になっています。飲食店も販路のひとつとして取引を検討される場合は、まず現在の取引自動設定を確認いただき、「自動許可」または会員単位で取引可能かどうか判断できる「個別対応」に変更いただくのをおすすめいたします。

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とくなが
飲食業、ペット業界担当。会員事業者への販売促進や出展企業への販売戦略提案なども含め、店舗運営やSDの運営に関するお役立ち情報を発信しています。

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