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取引申請の仕組みと自動許可の活用術

「取引申請ってなんだろう?」「設定があるのは知ってるけど詳しくは分からない」という企業様も多いのではないでしょうか。漠然とした不安から取引拒否にしたりしていませんか?これは販売機会を損失するパターンの1つです。今回は売上を順調に伸ばしている企業様が取引申請と向き合っているかをご紹介させていただきます。

取引申請

取引申請とは

スーパーデリバリーは会員制の仕入れサイトです。すべての事業者は審査を受け、通過した後にスーパーデリバリーの利用をすることができます。しかしながら、スーパーデリバリーの審査を通過しても会員事業者はまだ商品を仕入れることができません。会員事業者が仕入れをするには、仕入れたい商品を取り扱う企業への取引申請を行う必要があります。

こちらの画像はスーパーデリバリーのサイト上で会員事業者から見える画面です。上代、販売ロット、その他商品スペックは確認できますが、卸価格を見ることができず、購入することもできません。「卸価格をご覧になる場合は取引申請を行ってください」という案内と取引申請を行う画面へ移行するリンクが設置されています。取引申請とは「興味がある商品を見つけたバイヤーが、その商品の卸価格を確認するための行為」と覚えておきましょう。

取引申請数と売上は関係する

取引申請が許可されたバイヤーだけが商品を購入することができます。つまり取引申請を許可したバイヤーの数が多ければ多いほど購入に繋がる可能性は大きくなり、結果として売上に影響が出てきます。この事から取引申請は幅広く許可したほうがいいこと明白です。実際に売上を大きく伸ばしている企業様は上手く取引申請と向き合っている傾向があります。

売上につなげたいなら取引申請は即対応しよう

出展企業様の多くは朝9時前後から始業し、夕方18時前後に業務終了する会社が多いでしょう。しかしスーパーデリバリーを利用するバイヤーは様々な業種・業態が集まっているため、営業時間も様々です。閉店した後やサービス終了した後に仕入れをすることを考えると、企業様の就業時間外に取引申請が多く来る事が想定されます。ここで取引申請をしてきたバイヤーの心理を考えてみてください。

良さそうな商品を見つけた

取引申請をする

なかなか許可されない


取引申請をしたその瞬間が一番興味が湧いている状態です。興味は時間が経てば経つほど薄れていきます。つまり取引申請はタイムリーに対応したほうが良いという事がお分かりいただけると思います。しかし就業時間外に対応するのが難しいとか、大量の取引申請を処理するのに時間が掛かって大変。などのご意見をいただく事もあります。

そんなお悩みを抱えていらっしゃる企業様にご案内したい機能が「取引自動設定」です。

取引自動設定

取引自動設定とは

管理画面より設定できるスーパーデリバリーの機能の1つです。
 取引自動設定を見る

バイヤーを業種・業態ごとに細分化し、それらのバイヤーからの取引申請をどのように処理するかを設定できる機能です。設定には「自動許可」「個別対応」「取引拒否」の3種類があります。

■自動許可
⇒取引申請が来たものを自動的に許可。即時に価格を公開する。

■個別対応
⇒取引申請が来たものを一旦すべて保留。企業にて1件ずつ確認をし許可・拒否する。

■取引拒否
⇒対象業種・業態からは取引の申請を受け付けない。

タイムリーに対応していくことが購入に繋がることは先にご説明した通りです。スーパーデリバリーではより幅広く様々な業種の方へ販売していただきたいのでデフォルト設定は「自動許可」になっています。しかし企業様の中には販売することが出来ない販路があるケースもあるでしょう。その場合はその業種を「個別対応」にすることをお勧めしています。ただし「なぜその業種に販売することが出来ないのか」再度確認をしてみてください。個別対応にされている多くの企業様には「なんとなくある不安」から個別対応にすることで販売機会を多く失い、結果として売上が上がらない状態に陥っているケースが非常に多いです。

事業者専用サイトだからこそ安心できる「取引先の質」と「代金回収」

スーパーデリバリーは、事業者専用の仕入れ卸サイトです。そのため会員となるためには、企業様にも出展審査があったように事業者にも審査があります。また合わせて事業確認とともに、「与信枠の審査」もさせていただいています。一般的に新規取引で一番重要となるのは与信管理ではないでしょうか?代金が回収できないリスクはどの企業においてもあります。スーパーデリバリーでは代金回収を代行するため、代金回収の心配がありません。そのため、安心してお取引いただけます。

それでもやっぱり取引先は個別に選びたい方へ

上記以外に問題があるとすれば「ライセンス問題」と「大口顧客とのバッティング」です。

■ライセンス問題
指定された販路でしか商品を流通させることができない
 ⇒スポーツブランドやアニメライセンス商品などに多いです。
  この場合はライセンサーとの契約に準じて個別対応をしてください。

■大口顧客とのバッティング
同じショッピングモール内などで販売されると困る。
 ⇒郵便番号を指定して、その地域からのみ取引を拒否する設定があります。
  地域による拒否設定を見る

取引先を整理…「取引中止」したい場合の留意点

ここまでで多くの問題は解消され、自動許可に設定しても問題がない状態になったと思います。
しかしどんなに審査をしても何かの問題が発生してしまう事は考えられます。その場合「取引中止」をすることが可能です。
 
許可した(自動許可も含む)バイヤーと取引を行う中で、何か問題が発生し「今後はもう取引したくない」となったとします。この場合、企業様より「取引中止」することができ、この場合取引申請許可前の状態に戻ります。再度バイヤーが取引申請を行い、それを企業様が許可しない限り卸価格を見ることもできず、注文することもできません。一度取引中止にしたバイヤーからの申請は、自動で許可されることはなく個別対応になるので、知らないうちに勝手に注文が入るという事もありません。

まとめ

実際に当サイトを利用して販路を広げている企業様は業種・地域問わず多方面に販路を拡大しています。
その販路拡大をお手伝いするのがスーパーデリバリーのバイヤー審査であり、取引自動設定機能です。
すべての企業様に便利にお使いいただける機能なのでぜひご利用ください。

記事についてご不明な点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください

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やまだ
スーパーデリバリーに出展されるサプライヤー様のコンサルティングやセミナーの運営などを担当しています

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