「検索ニーズに合った商品登録のコツ」/SD運営のひろば
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の商品登録において、とっても大切なのが「商品名」。「商品名」の提案の仕方ひとつで、会員事業者の「商品の探しやすさ」が向上し、「商品の選択肢」が増えます。
「お客様の目線で提案できていますか?検索ニーズに合った商品登録のコツ」をテーマにZOOMでウェビナーを開催しました。
この機会に、お客様の目線に立った「商品名」の改良をしましょう。
目次
お客様の目線で提案できていますか?検索ニーズに合った商品登録のコツ
商品登録の基本は、商品名とコメントの登録。この2点の登録の仕方ひとつで、お客様の商品の探しやすさは変わります。お客様の目線で見たスーパーデリバリーと、商品検索にあった商品登録のコツをご紹介します。
セミナー内容
以下の内容をお届けしました。
<タイトル>
お客様の目線で提案できていますか?検索ニーズに合った商品登録のコツ
<トピックス>
・商品検索の方法は2パターン
・商品名とコメントは何のためにあるのか?
・お客様の目線で考える商品名のコツ
・印象をよくするための商品名づくり
・商品名とコメントの役割り
・まとめ
おおよそ30分程度を予定しております。
今回のウェビナーは「商品名」と「コメント」に特化した内容です。以下の記事を参考にウェビナーを構成しています。気になる方は合わせてご覧ください。
このような方におすすめのウェビナーでした
・適切な商品名の書き方を知りたい
・売れるコメントの書き方が知りたい
・商品検索で特定のキーワードで自社の商品を上位に表示させたい
検索ニーズに合った商品登録のコツ
ウェビナーの内容をスライドで追っていきます。動画と合わせて活用してください。
お客様目線で知っておきたい検索の方法
商品登録をする前に、まずは会員事業者(お客様)の目線に立って考えてみましょう。スーパーデリバリーでの商品検索の方法は大きく分けて、主に2つあります。
検索方法のひとつめは、特定の商品をジャンルツリーから追って探す方法です。スーパーデリバリーのサイト上部(ヘッダー)には、ファッション、雑貨・インテリア、生活雑貨、電化製品、食品・菓子・飲料・酒、什器・店舗備品、本というカテゴリがテキストで表示されています。
そちらをタップするとジャンルが出てきます。おおよそのジャンルから目的の商品までの絞り込みをジャンルを追って検索することを「ジャンルツリー」から追って探す方法と言います。
続いて、検索窓から探す方法です。ダイレクトに欲しい商品や関連するキーワードを入力してお客様が探される方法です。例えば、ムーミンと入力したとします。そうすると、スーパーデリバリーのムーミンと商品名やコメントに表記がある商品が抽出されます。その後、ムーミンの食器(ジャンル)の商品をチェックといったように、絞り込んでいき、目的の商品へとたどり着いていきます。
スーパーデリバリーでは、ジャンルなどから追っていく商品検索は、売れ行きの良い商品から順に並んだ結果を出しているため、以下のような企業さんが優位とされています。
・人気商品を取り扱う企業
・売上金額の多い企業
・取り扱い商品数が圧倒的に多い企業
一方、検索窓から入力される検索表示結果は「お客様の検索ニーズに合致した商品」が表示されます。もちろん、商品の取り扱い企業の方がチャンスが多いことは間違いありませんが、お客様の検索ニーズにあった商品登録がきちんとされていれば、ニーズが合致した際に、どの企業にもチャンスがあるのが「検索窓から入力されるキーワードで検索された表示結果」です。
ということで、商品の出会いのチャンスを逃さないために今回は「検索窓からキーワードで探してもらった結果」、貴社の商品がきちんと表示されるように商品名を中心に商品登録を見直していきたいと思います。
検索結果に反映させるなら「商品名」と「コメント」は基本
商品登録の基本は「商品名」と「コメント」。その中でも優先順位が高いのは「商品名」です。
商品名の役割りを考えたことはありますか?
話は変わりますが、普段私(後藤)の業務はオウンドメディア担当です。この仕事は、スーパーデリバリーの商品や企業、サービス、事業者に役立つ情報を通じて、Google検索で特定のキーワードで検索された場合に「検索結果の上位ページ」に表示させることが業務課題のひとつになっています。
その中で、ブログを上位表示させるのに大切なのが「タイトル」です。
スーパーデリバリーはECですが、ECにおいてブログのタイトルと同じ役割りを持つのが「商品名」です。つまり、「商品名」の役割りをとらえて見直し、修正することで、商品とお客様の検索ニーズが合致したときにスーパーデリバリー内でお客様の目に留まりやすくなります。
お客様に求められる「商品名」とは?
早速、お客様に求められる商品名づくりのコツをお届けします。
まずは、質問です。
お客様(相手)に伝わる「言葉」で商品名を書いていますか?
ということで、スーパーデリバリーの登録でよくある商品名の登録をご紹介します。ちょっとした見直しのヒントにしてみてください。
かっこいいからって「英語」で商品登録していませんか?
輸入商品やオリジナルブランドを扱う企業さんに多いのが、英語表記だけの商品名です。購入会員事業者の大半は国内事業者です。「Dining Table」と「ダイニングテーブル」では総検索数に大きな差が出ます。
「専門用語・短縮用語」を使っていませんか?
商品名に限ったことではないですが、アイテム名やパッケージ名、色名など短縮用語。特定の色やアイテムなどで探されている方にとっては、探しにくい表記になります。できるだけ「相手に伝わる言葉」に置き換えて提案をしましょう。
「画像を見れば何かわかるでしょ」では伝わりません。
固有名詞でしか登録されていなかったり、カラーや機能だけしか登録されていない商品があります。ECサイトの検索画面では商品タイトルとサムネイルでしか商品内容を判別するこができず、サムネイルで判別できない場合は商品名を見られます。
メーカー品番やJANコードで探すのは玄人さんだけ…。
商品数が多い企業が多いのが、品番やJANコードのみのケースです。リピーターや既存のお客様メインの購入導線にはなりますが、新規のお客様を獲得するのをあきらめている…と言っても良いでしょう。
商品名を見直したら、PV数が上がった事例
実際にアパレル企業様で、すべての商品に…SK、OP、CT、JK、PTとキレイに表記されていた例がありましたので、全400アイテムほどを修正してみました。SK→スカート、OP→ワンピース、CT→カットソー、JK→ジャケット、PT→パンツなど…。すべてなおした結果、翌日にそれまでの倍以上のPV数を獲得することができました。
すべての企業様がここまで急成長するか?といったら、残念ながら…そうとは限りません…(汗)
見直して、修正することで商品を知っていただく機会は増えそうだと思いませんか?
お客様で出会うチャンスを広げる「商品名づくり」のコツ
お客様と商品が出会うために、商品名の最適化の図り方をご紹介していきます。
お客様の目線に立って、商品の属性を考えてみよう
まずご紹介するのは、取り扱い商品に向き合って、商品の属性やターゲットを把握してみましょう。事例は、ドッグフードの例です。改善前はドッグフードの表記がなかったので、食品などと紛れて表示された場合「犬用」であることはわからない状態でした。改善することで、犬用の商品であること、オーガニックであり、ドッグフードの中でもこだわりのある商品だということがわかりやすくなりました。
商品の用途やシーンを加えて提案を具体化しよう
スーパーデリバリーの会員事業者は、いろいろな事業を営まれている方が多いので、利用シーンや用途を明確にすることで、提案がより具体化します。例えば、使い捨て容器には「テイクアウト用品」と書き加えたり、クラッチバッグに「結婚式・パーティー」といった利用シーンを加えるなどもその一例です。
何を書けばいいのやら…そんな時はお客様の目線に立って探してみるのも一案
どれだけ良いセールスポイントがあったとしても、それが会員様にとっては親和性の低い表現だったりすると、そもそも検索されないという事態に陥ることもあります。そんな時に「答え合わせ」を気軽にできるのが、スーパーデリバリー(会員事業者側のページ)の検索窓の活用です。
検索サジェストを活用しよう
検索サジェストの使い方はとってもかんたんです。
(例)雑貨と入力するとセットでキーワードが出てきます。
ここに出てくるキーワードは、過去1年にユーザーが検索した言葉を基に選定されており、ユーザーの検索意図との親和性は非常に高いものとなっています。
商品登録をする商品名に関連したキーワードを入れて、ぜひ検索結果をチェックしてみてください。
商品名の強化で大切なのは「よくばりすぎない」こと
商品名を強化するコツをお伝えしていきましたが…あれもこれも詰め込みすぎると「売り込んでいる」「気合がすごい」「関連してないのもとりあえず入れていない?」とよくばりすぎて空回りしてしまっては意味がありません。やはり、最後はバランスが大切です。
情報の優先順位の立て方をここからご紹介していきます。
情報には、いつだって優先順位がある
商品名は半角で100文字・全角で50文字
だからといって…すべて詰め込むのは「見やすさ」を損ねてしまいますし、印象も損ねてしまいます。お客様の中には「すっきりとした情報を好まれる方」もいらっしゃるのも事実。わかりやすさと読みやすさをバランスしながら取り組んでいきたいですね。
商品名に加えるべきキーワードの優先順位
印象良く、商品名を改良したい!という方のために、商品名に加えるべきキーワードの優先順位をご紹介します。
商品名だけではワカラナイことを補おう
商品名称+αに加えるものは、商品名の不足点を補足するというスタンスで、始めてみましょう。
・業界用語・専門用語はわかりやすい一般名称に置き換える(または加える)
・サジェスト検索結果から商品の属性にあったものを加える
商品名に+αで、補足情報を加えるイメージで商品名にまずは、関連キーワードとなりうるものをいれましょう。その上で「商品の伝え方として、わかりやすいか?」を客観的にチェックしましょう。ポイントは、あれもこれも…で詰め込みすぎないことが大切です。いっぱいにキーワードを入れることで、わかりにくさを呼びます。
安心して仕入れられるフレーズは安心する
「限定販売」など「人気!残りわずか」といった商品の限定感を促す文言。「追加生産(リピート生産・●回目の追加生産)」「●万点生産」「定番人気」「販売実績数」など人気商品である表現文言は会員事業者が仕入れる上で最も気になるポイントのひとつです。
「予約販売」は、トレンドを先取りできるのでとても大切です。また、合わせて商品名表記のラストや納期欄などに「納期目安の記載」もあれば、安心して仕入れ計画も立案できます。
それでもどうしても入れたい!!そんな時は…
商品名に入りきらない情報はコメントにキーワードを盛り込みながら商品説明を入れていきましょう。あれもこれも必要だ…その気持ちは理解できます。とはいえ、詰め込みすぎは、わかりにくさを生みます。商品を伝える上で一番最適な優先順位を考えながら商品名を決めましょう。
「SD運営のひろば」2023年7月の開催予定
SD運営のひろばの7月開催予定は以下記事よりご覧ください。開催後アーカイブ動画やレポートブログも公開予定です。ぜひリアルタイムでも配信もお時間が合えばご参加ください。
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