【はじめての海外への商品発送】SD exportの出荷手順と注意点を解説します
はじめての海外発送をテーマにSD exportにおける出荷の手順と注意点を解説していきます。
海外からサンプルなどで商品の受け取りをすることはあっても、なかなか海外に商品を出荷する機会が少ない方が大半だと思います。
そのため、出荷のイメージがなかなかつきづらいという方も多いのではないでしょうか?海外事業者会員への出荷は国内会員事業者への出荷とほとんど同じです。
しかしながら、出荷後にSD exportの提携倉庫への発送いただいた後、海外事業者への輸出手続きなどは、国内とは異なる流れで行われています。
今回は提携倉庫で行われる海外輸出までの流れと、その際に海外輸出するからこそ出展企業各社のみなさんに気を付けていただきたいポイントをご紹介します。
商品を納期どおり海外事業者までスムーズにお届けするためにチェックしていただけるとうれしいです。
目次
提携倉庫での入庫から配送までの流れ
SD expotにおける商品発送で国内事業者会員と異なるのはSD exportの国内にある提携倉庫に発送いただくことです。
SD exportの提携倉庫に到着後から海外事業者会員の元に商品が到着するまでの流れをご紹介します。
入庫作業
届いた荷物に貼られている海外発送伝票のバーコードを読み取り、出荷データと荷物を突き合わせます。
複数個口の記載がある荷物は保管スペースに移動し、荷物が揃うまで待機します。
※海外発送伝票が貼られていない荷物はこの段階でストップします。 必ず外箱の見える場所に張り付け、正しい情報を記載しましょう!
輸出書類の準備
出荷連絡時のデータを基に輸出に必要な書類を作成します。
※よくある不足情報※生産地を「その他」で登録されているなどのケースがあります。不備があった場合は対応できなくなります。かならず生産国を登録しましょう!
梱包
配送先の国や運送業者様の規定に沿って商品を梱包します。
複数の企業様からまとめて商品を購入している場合、一緒に配送できるよう同梱作業を行います。
国内の対応常識が海外の発送では通じないこともしばしば…
まず、海外へ荷物を送る際には輸出用の書類(インボイス)が必要になります。
そしてこのインボイスは出荷連絡時のデータが基になっているため、下記の対応ができません。国内に拠点を持つ事業者会員に良かれと思って対応していることが実は、海外への荷物の発送の際にはNGなこともありますのでチェックしてみてください。
過去の出荷分の補填について
インボイスの内容と出荷した商品(荷物の中身)が相違していると虚偽の申請を出していることになるため、注文が入っていない商品の発送ができません。
たとえ海外事業者会員からのご依頼があっても、以前注文があった商品の補填や交換品の発送はできません。
「先日、破損があったから次の出荷時に一緒に同梱してほしい」というケースが国内事業者会員との対応であればOKなのですが、海外事業者会員への配送の場合は、破損があった場合は代替品の発送ではなく、返品処理でご対応ください。
また、このようなトラブルを未然に防ぐために海外事業者会員が代替品の納品をご希望の場合は再注文を入れていただくようご案内ください。
サンプルやカタログの発送について
補填商品と同じくインボイスが作成できないため、サンプルやカタログなどの発送はできかねます。
「サンプル・什器付きセット」の内訳を商品ページに追加するといいかもしれません。
会員様へのアピールポイントにもなるので、ぜひお試しください。
商品の引き戻しについて
会員様に届いた段階で誤納品や初期不良が発覚した場合、国内では返送ができますが、国際送料や通関の手続きが海外ではできません。出荷の際には誤納品などがないよう必ずチェックをしてください。
スムーズに海外事業者会員へ商品をお届けするために気をつけること
スーパーデリバリーの提携倉庫に入庫した際に荷物に不備があると海外事業者会員へのお届けが遅れてしまいます。
通常お荷物が入庫から平均で3~5営業日ほどで出荷されているのに対し、不備があった際は平均7~8営業日と倍以上日数がかかっております。
不備があることで、納期がずれると海外事業者会員からのお問い合わせやクレームに発展するケースもございますので、出荷の際には特に下記にご注意ください。
海外発送伝票の貼り漏れ・記載情報の相違
届いた荷物と出荷情報の突合せができません。
また、個口数などの記載が間違っているため、必要以上に倉庫で商品が揃うまで出荷作業が止まってしまいます。
海外発送伝票の貼り忘れ、外装伝票の貼り間違いや記入情報の相違にはご注意ください。
商品点数の相違
出荷連絡でいただいている商品数と入庫商品数の相違も出荷作業がストップする原因になります。
企業様への状況確認、追送品の入庫作業などを含めると、提携倉庫からの出荷まで最低でも4営業日以上の遅延が発生いたします。
また、出荷連絡時の内容を会員様に共有しておりますので、お問い合わせやトラブルの原因にもなってしまいます。
出荷の際には下記を必ず行いましょう。
・予定点数を出荷できない場合はキャンセル処理や点数調整などを出荷連絡の前に行う。
・商品の過不足や相違がないかしっかり確認したうえで出荷を行う。
商品への品番・JANの記載漏れ
出荷データと届いた商品の突合せができません。
また、破損や過不足があった際、どの商品に不備があるのかが確認できません。
付箋やメモ書きでも構いませんので、必ず商品に貴社品番・SD品番・JANのいずれかの情報をご記載ください。
海外事業者会員との取引拡大にはスムーズな出荷手続きが必須
SD exportでは輸出の手続きが必要なため、データや商品の過不足が発生してしまうと出荷が止まってしまいます。
ですが、すべてそろっていれば輸出の煩雑な手続きや各輸出先や配送業者様のルールに合わせた細かい対応を行わずに海外へ販売できる仕組みです。出荷作業のチェックの精度を上げることにより海外事業者会員との取引拡大はスムーズに進んでいきます!
ぜひ日本国内だけではなく、世界のバイヤーに販路を広げてみましょう。
出荷時のルールに関しては下記のヘルプも参考ください。
SD exportの梱包・出荷の注意点
SD export 配送方法・送料に関する注意点
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