【セミナーアーカイブ】「見るべきポイントは3つ!実績レポートの使い方」解説セミナーを開催しました
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では、出展企業のみなさまの運営に役立つ情報をお伝えするため、「SD運営のひろば」と題して、セミナーなどを開催しています。
本セミナーでは、会員の種類別により詳しくデータを見ることができるようになった「実績レポートのCSVの活用方法」について説明をいたしました。
目次
セミナー概要
セミナーは以下の内容で行いました。実績レポートのCSV出力の方法とその活用方法を知っていただき、自社の分析やデータから分かった課題や改善点を元に販促や対策を立てていく方法をお話しいたしました。
セミナーの流れ
【1】実績レポートのCSVに追加された項目
【2】会員の内訳別にデータを見てみよう
【3】コンサル担当が必ず見る3つの項目
【4】質疑応答
セミナーを見ていただきたい方
・実績レポートの使い方を知りたい
・データの見方のコツをつかみたい
・売上対策や販促の計画を立て方を知りたい
セミナー内容まとめ(動画)
【1】実績レポートのCSVに追加された項目
【2】会員の内訳別データを見れるようになりました
【2-2】CSVデータを見る時のポイント
【3】コンサル担当が見ている3つのポイント
セミナー内容まとめ(レポート記事)
実績レポートのCSVに追加された項目
最初に実績レポートのCSVに追加、変更があった項目についてご説明しました。
以前は、キャンセルと完売が合算して表示していましたが、現在はそれぞれを分けてご覧いただけるようになっています。

特に「完売」については、金額や件数が多い場合、注意しましょう。
完売については、会員の満足度の低下につながり、売上のマイナス要因にもなります。満足度アンケートにも反映されるため、完売が増加していないかを毎月チェックするようにし、在庫不足による販売機会を逃さないように在庫を積むなどの対応も検討をしましょう。

そのほか、会員の内訳別にデータを見られるようになりました。
国内会員のうち、「国内_小売業」と飲食業や美容業などの小売業ではない業種の会員を指す「国内_小売業以外」に分けて、受注額などをご覧いただけるようになりました。
どの会員の層に、どういった商品が売れているかを見るために、受注額や受注会員数もチェックしてみましょう。スーパーデリバリーにご出展いただいた理由の1つに「通常の販路では開拓しにくい、小売業以外への販路拡大」があるかと思いますが、「国内_小売業」と「国内_小売業以外」に分けてみてみることで、異業種への販路開拓につながっているかも見ることができます。
実際に管理画面上の「実績レポート」と「CSV出力」の画面を見てみよう
実績レポートは、管理画面のTOPページの少し下の部分に表示されています。

グラフの下にある「詳細を見る」のボタンをクリックすると、表示期間の設定やCSVデータのダウンロードボタンが表示されます。

画面左上の方にある「表示期間」でグラフ表示やCSVで出力したい期間に設定し、「日ごと表示」または「月ごと表示」を選ぶことができます。好きな期間、好きな単位でデータを見てみましょう。
CSVデータの見方
出力したCSVのデータには、多くの項目が表示されます。
データが多いと見づらいので、必要な箇所だけにしてすると見やすくなります。

なお、一番のおすすめはグラフ化して見ることです。視覚的に数値が上下する傾向が分かるのでおすすめです。

グラフをどのように見るのか?
【例1】月別、会員の種類別に「受注会員数」を見てみる

グラフから分かることは、
・全体として受注のピークがいつなのか
・会員の内訳別に受注の伸びがどこなのか
といった点です。
例えば、受注のピークが分かったら、そのピークの少し前か販促を仕掛けて売上対策をしておくといった計画を立てることができます。
具体的には、
・「出品して商品を増やす」
・「時期に合わせたキーワードを見直して検索対策をする」
・「予約販売で販売期間を長くする」
・「在庫を積んでおく」
といったことです。
グラフをどのように見るのか?
【例2】月別、会員の種類別に「顧客単価」を見てみる

今度は、顧客単価を棒グラフにしてみてみます。
グラフから分かることは、
・受注会員数は国内の会員が多いが、顧客単価は【海外】の会員の単価が高い
といった点です。
グラフから読み取ったデータに対して例えば、
【海外】の会員は顧客単価が高いので、売上を伸ばすために重点的に購入会員数を増やしたいと考えれば
・【海外】会員向けのキーワード検索対策をする
・【海外】の売れ筋を調べて販促対象を決める
・【海外】会員でもわかりやすい商品説明にするため、画像を増やす
といった施策を見出すことができます。
CSVデータを見るときのポイント
CSVデータを見るときのポイントは以下の2つです。

・ポイント1「1~2年のテータで見る」
急激に売上が伸びたり、特需があったりすると数値がぶれてしまうため、前年同月との比較や3カ月ごとにまとめて見るようにしましょう。
・ポイント2「グラフ化して見る」
データをグラフ化することで数字だけでは見えない変化が視覚的に見えてきやすくなります。
コンサル担当が必ず見る3つの項目
コンサル担当は以下を意識して数値を見ています。

【1】新規:リピーターの比率
月100万を超えるなど一定の売上が作れている出展企業さまには、新規「3」:リピート「7」を目安にと、お伝えしています(出展後すぐの場合や売上が月数十万の場合は、新規の獲得が優先となるため該当しません)。比率を見ることで、新規向けの販促、リピート客のための販促など分けて販促を考えることができます。
【2】新規の取引許可数
売上を最大化するためには、購入の手間の「取引許可」をなるべく多く出すことが大事です。コンサル担当が取引先の選定について出展企業さまにお話をお伺いすると、会社としては販路選定の基準を変更した(広げた)のに、スーパーデリバリーの取引自動設定の変更をしておらず、販路を絞ったままだったということに気が付く場合があります。また、スーパーデリバリーの会員事業者は小売業だけでなく、飲食業や美容業など多種多様な事業者が利用しており、思い込みや会員情報の知識の不足から、取引設定を狭めすぎている場合もあります。新規取引先が増えていない場合は原因を探り、広げる方法が無いかを検討してみましょう。
【3】受注(額と会員数)
基本的には、前年同時期との売上と比較して見ています。また、割引キャンペーンや送料キャンペーン、特集などの参加によって売上に影響があったかを見るようにしています。キャンペーンを実施した日別でもCSVデータを出力することができるので、キャンペーンによるPV数の増加や新規購入者の増加などをチェックすることも有効です。
いずれも、出展企業さまそれぞれて背景や要因が異なりますので、一緒に分析してほしいというご希望がありましたら、お気軽にご連絡いただけたらと思います。
お気軽にご相談ください。個別の商談・相談も承っています。
卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」では、「SD運営のひろば」の活動を通じて出展企業のみなさまとの対話の場を大切にしたいと考えております。情報交換や日々の運営など些細なことから、売り上げアップや販路拡大に至るまで、お話できる場をご用意させていただきます。
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