意外な商品が売れている?!薬局会員に人気のアイテムとは
スーパーデリバリーの中でも利用が増えているのが、調剤薬局などの医療関係の事業者です。その背景には、ドラッグストアや大手調剤薬局のチェーン店との差別化を図るため、店頭で物販を始める薬局が増えていることが挙げられます。いま、調剤薬局はコンビニの数よりも多いと言われていることや、薬価改定の影響で薬の処方だけでは以前のような売上げを確保するのが難しいこと、またセルフメディケーションの知識を提供し、一般用医薬品(OTC医薬品)はもちろん、健康食品や雑貨などの提案もできる環境が求められています。
こういった理由から、健康グッズや食品のほか、日用品や雑貨、洋服など、来店される患者さんのニーズに合わせた商品の販売を始め、集客につなげている薬局が増えています。
今回は、スーパーデリバリーで薬局会員が仕入れている商品についてご紹介します。”こんな商品も人気なの?”と意外なアイテムもあるので、販路の参考としてぜひチェックしてみてください!
目次
オーガニック食品やお菓子
薬局会員の方からニーズが高いのがオーガニック系の食品やお菓子です。患者さんの健康管理の一環として食事のアドバイスを行う薬局も増えており、その延長でサプリメントや減塩食品など、健康志向のアイテムを販売する店舗が増えています。なかでも最近人気なのがオーガニックの食品や菓子類です。コロナの影響もあってか、体に取り入れるものに気を遣う方も増えており、品質の良いものや体に良いとされるものを求める傾向にあります。
アロマオイルやデュフューザー
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えた影響から、快適な空間づくりのアイテムとしてアロマオイルやデュフューザーの人気は高まっていますが、薬局でも扱う事例が増えています。薬剤師の中にはメディカルアロマテラピーとして活躍する方も増えており、不眠やストレスといった体の不調に対し、アロマグッズの使用を提案しています。また、マスクにスプレーできるタイプのアロマグッズなどもあるので、コロナ対策グッズと合わせて販売しているケースもあります。
自宅でできるヘアケア用品
シャンプーやトリートメント、白髪染めなどのヘアケア用品も薬局ではよく見かけるアイテムですが、こちらもコロナ禍でヘアサロンなどに行く機会が減り、自宅でセルフケアをしたい方が増えていることからニーズが高まっています。特にドラッグストアやチェーン店との差別化を図るためにも、天然素材やオーガニックなどこだわりのアイテムに注目されています。
キャラクターアイテムやステーショナリー
調剤薬局で物販が広がる中、来店される患者さんの層に合わせた商品を販売する動きも見られます。例えば小児科の近くにある薬局では、お子さんが薬の処方の待ち時間を持て余してしまうこともよくあります。そういった時間に買い物を楽しんでもらえたら、という思いで子供向けのキャラクターアイテムやステーショナリーを扱う店舗もあります。
お洒落なパッケージのハンドクリームや石けん、入浴剤
上記と同じように、お子さん連れが多い薬局店や婦人科の近くにある薬局店では、入浴剤やハンドクリーム、石けんといった女性の患者さんが手に取りそうな商品を販売しています。なかでもパッケージがお洒落なものや輸入品など、医療系の問屋では扱っていないものは他店舗とも差別化できるアイテムとして重宝されています。
コンビニサイズのレジ袋
レジ袋の有料化が始まってから、調剤薬局でもエコバッグを販売する店舗が増えています。特にコンビニサイズのエコバッグが人気で、処方薬はもちろんのこと、ちょっとした買い物にも使えると男性客の購入が目立つ店舗もあります。なかには洗って使えるように複数枚購入されるケースもあり、人気の物販アイテムとなっています。
靴下やレディースアパレル
周辺にコンビニや商店があまりない立地にある調剤薬局では、日用品や食品を扱うこともあり、来店される患者さんに重宝がられています。そういった店舗では靴下やレディースアパレルなども患者さんからの要望があれば販売しています。意外なニーズですが、地域密着型の薬局などでは幅広いジャンルの商品を取り扱っています。
薬局も新たな販路のひとつに
調剤薬局での物販の広がりは、メーカーや企業にとっても新しい販路の可能性として魅力的な動きではないでしょうか?特に地域密着型の薬局では、患者さんの要望に合わせた商品を販売するケースもあり、一般的には薬局では扱っていないと思われる商品などの仕入れも増えています。また、マスクや消毒ジェルなども医療問屋では取り扱いが少ないデザイン性のあるパッケージや機能性のアイテムは他店との差別化アイテムとして人気です。
これからも利用が増えていくと思われる調剤薬局との取引を検討してみはいかがでしょうか?
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