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美容業界の仕入れが増加傾向!物販ニーズの理由と注目される商品をご紹介

美容室やヘアサロンで使われる店販(てんぱん)という言葉。
店販とは何かというと、お店で物を販売することを指します。物販と同じ意味になりますが、美容室やヘアサロンなどの美容業界では物販のことを店販と呼びます。店販は施術以外で売り上げを伸ばすことができる重要な収益源として、多くの美容室・ヘアサロンで取り入れられています。

美容室やネイルサロン、エステサロンで店販でよく目にするものといえば、シャンプーやトリートメント、ネイルケア用品、スキンケア用品などがあるかと思います。これまで、美容業界がスーパーデリバリーを利用する目的は、店舗備品やインテリアの調達がメインでした。しかし、最近では店内の物販用として、洋服やアクセサリー、雑貨、食品など様々なジャンルの商品の仕入れが増加しています。また、「美容業界」と一言でいってもスーパーデリバリーでは、多くの美容業会員がいます。

今回は、実際にどのような美容業会員がどんな目的でスーパーデリバリーを利用しているのかご紹介していきます。

さまざまな美容業会員が、スーパーデリバリーから仕入れをしています

プライベートサロンやトータルビューティーサロンなど美容業は多岐に渡る

スーパーデリバリーは、物販を行う小売店を対象にした会員制の仕入れサイトとしてスタートし、現在は飲食店や美容サロン、宿泊・不動産業など小売以外の事業者も対象に、サービスを拡大しています。7月末日現在、スーパーデリバリーを利用している小売業以外の会員数は約5万人、そのうち美容業会員の数は約1万2千人となっており、全体の約23%を占めています。具体的な事業者としては美容室、理容室、ネイルサロン、エステサロン、リラクゼーションサロンをはじめ、まつげエクステサロン、マンツーマンサロン、シャンプー専門店、マッサージサロン、トータルビューティーサロン、会員制ヘアサロン、プライベートサロンなど美容関連の事業者は多岐に渡り、購入が拡大しています。

美容業会員がスーパーデリバリーを利用する目的とは?

顧客満足度の向上と他店舗との差別化

冒頭でもご説明しましたが、今美容業界では物販が増加傾向にあります。物販用の仕入れが増えている背景として、美容室やネイルサロンなどでも買い物ができるようにすることで来店者の満足度を高め、集客や他店舗との差別化に繋げたいという目的があります。

競合ひしめく中で、他店とどう差別化するのかは重要な課題となっています。スーパーデリバリーを利用する美容室の中には「ライフスタイル全体のコーディネートを提案することで、来店のきっかけを美容だけでなく、物販で他店との差別化を狙いたい」というお店もあります。また、髪型を変えることで、新しい洋服やヘアアクセサリーなどの小物を購入しようという気持ちになり、髪型と同じように客観的なアドバイスを美容師から受け、手に取ってみる傾向があるとの声も寄せられています。

なぜ美容業界が物販に力を入れるようになったのか?

トータルビューティーの提案・提供

厚生労働省の発表によると、全国の美容業の施設は年々増加しており、この20年で約5万店増加し25万店以上にのぼるそうです(2021年2月末時点)。美容院の数が年々増加する一方で、経営上の問題点となっているのが「客足の減少」です。昨今のコロナ禍の影響による減少のほかにも、お客様がお店選びをする際のポイントとして、特に若い女性は技術面だけでなく「提案力」が重要視されています。「提案力」というのは、ヘアスタイルやデザインによる施術面以外の「トータルビューティーの提案・提供」です。
お客様の「容姿を美しくしたい」というニーズに対応するため、ヘアスタイルはもちろん、レディースアパレルや服飾雑貨などの物販に力を入れることは、客単価・客足の増加にも繋がっていきます。トータルビューティーを意識したサービスの提供をされる店舗が増えてきています。

美容業会員が仕入れる物販用のアイテムとは?

トレンドのレディースアパレルを並べる店舗も

スーパーデリバリーで美容室やネイルサロンの店舗が購入している商品は、コロナウイルス対策として店舗で利用するマスクや衛生対策グッズなどの日用品を除くと、特にレディースアパレルが人気です。
「髪型を変えることで新しい洋服を買ってみようと思うお客さんが多い」といった声や、カフェで雑貨を取り扱うように、美容室でもトレンドのアパレル商品を扱う店舗が増えてきました。

服飾雑貨や小物アイテムをプラス

美容室やヘアサロンではシャンプーやヘアコンディショナー、ワックス、トリートメントなどヘアケアを中心とした商品を取り扱う店舗が多い中、スーパーデリバリーを利用する美容業会員は服飾雑貨や小物など、ジャンルを広げて販売している店舗も増えてきました。昨年から人気のエコバッグや、アクセサリーなど普段から身につけるものを提案することで、美容だけではなく来店のきっかけを多様化させ、他店との差別化を狙う店舗が増えてきています。

美容と健康をもたらす飲料で、さらなる美しさを提供

待ち時間などに提供されるドリンクサービスは皆さんご存知かと思いますが、最近では、お客様に合わせたメニューや、季節によって提供するメニューを変えるなど、種類を豊富に増やして工夫されている店舗が多くみられます。スーパーデリバリーの美容業会員の中では、季節問わず提供でき、美容成分が多く含まれた「ミネラルウォーター」が人気を高めています。また、女性の美容と健康をサポートする「オーガニックハーブティー」なども注目を集めています。

美容アイテム以外を物販しているサロン様の声

「スーパーデリバリー」で商品を仕入れて物販をしているサロン様をご紹介

実際にスーパーデリバリーで商品を仕入れて、物販をしているサロン様の声をご紹介します。どのようにして他店との差別化・顧客満足度の向上を図っているのでしょうか?

<取材記事>お店の雰囲気に合わせた店販でお客さんとの会話もはずむ!三重県の美容室「Merry Birthday」を取材してきました。

<取材記事>口コミだけで人気拡がる!北海道の完全プライベートサロンairehair(アイレヘアー)を取材しました

<取材記事>アロマサロンからアロマ雑貨を中心とした小売業へ転身!京都府なちゅらるハウスHarmonie(ハーモニー)を訪問

理美容業も新たな取引先に!

新たな取引先として注目される理美容業

年々増加する美容院の数。同時に競合店舗が増え、競争も激しくなっています。そうした中で、物販で他店との差別化や顧客満足度の向上を図る動きはこの先も続くでしょう。

そういった背景や、ヘアケア以外のアイテムに関しては既存の仕入先がない美容業も多いことから、スーパーデリバリーで物販用のアイテムを求めるケースが増えています。

これまで理美容業との取引がない企業さまも多いと思われますが、理美容業は注目されている業種のひとつです。今後、新たな販路の一つとして取引を検討してみてはいかがでしょうか?なお、 スーパーデリバリーでは理美容業は「その他の業種」に分類されています。 この機会に取引自動設定を見直すこともおススメです。

ピックアップ特集を活用して取引機会を増やそう!

スーパーデリバリーでは理美容業に向けた特集も用意しています。美容アイテムのほかにアパレルやアクセサリー、インテリア関係の特集など、店舗や事業所のニーズに合わせた特集を多数掲載しています。

以下にピックアップ特集の概要や参加方法を記載していますので、該当商品をお持ちの場合は出品してみてはいかがでしょうか?

サロン・理美容業向けBeauty&Relaxation」特集では、対象商品を随時募集しております。該当する商品をお持ちの企業様は、ぜひご参加ください。

▼理美容業に表示されるピックアップ特集の一例

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しんぷく
2人のやんちゃ坊主を子育てしながら「日々笑顔でいること」を大切にしています。「このサービスに出会えてよかった!」と利用した事業者のみなさんに感じていただけるように「スーパーデリバリー」の魅力をお伝えしていきたいです。

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