SDの取り組み

【海外販売の第一歩】スムーズな輸出に欠かせない「SDS(安全データシート)」の基礎知識

企業が海外販売を進める中で、商品に関する様々な書類の提出を輸送事業者(フォワーダー)から求められる場面があります。
中でも、海外発送において頻繁に必要となるのが、商品の成分や取扱を記した書類「SDS(安全データシート)」です。
化粧品や雑貨、日用品などを扱う場合、書類提出をお願いすることがあります。

「うちは危険物なんて扱っていないから大丈夫」と思っていませんか?
実は、私たちが日常的に使っているアイテムが、国際輸送の世界では「取り扱いに注意が必要なもの」と定義されることがよくあります。
今回は、海外販売をスムーズに行うための必須知識、SDSについて解説します。

SDSとは:輸出の可否を決める「商品の証明書」

SDS(Safety Data Sheet)は、その商品の成分や取り扱い上の注意をまとめた書類です。
輸送事業者はこの書類を見て、輸送や取り扱いに関する注意点「飛行機に乗せても安全か」や「特別な梱包が必要か」を判断しています。
特に輸出時に重要となるのが、以下の3つの項目です。

・引火点(Flash Point)
引火点が60.1℃ を超えるものは基本的に「非危険物」として輸送が可能です。
スーパーデリバリーが危険物の梱包対応をしていない関係上、この数値によって「国際輸送ができるかどうか」が決まります。

・国連番号(UN Number)の有無
国際的に定められた「危険物」の分類番号です。
スーパーデリバリーでは、国連番号に該当がある場合、海外販売としての出品ができません。

・アルコール濃度
特に化粧品や清掃用品では書類確認が求められるため重要です。
アルコール濃度が24%以下であれば、「非危険物」として、航空輸送が可能です。

対象カテゴリー・商品ジャンル

「まさかこれが?」という商品が対象になることがあります。代表的なものは以下の通りです。

カテゴリー 該当しやすい商品例

カテゴリー 商品例
ステーショナリー・クラフト 接着剤、浸透印、万年筆インク、スクイーズなど
ヘルスケア・コスメ 化粧水、ハンドクリーム、歯磨き粉など
ヒーリング・アロマグッズ ディフューザー、アロマキャンドルなど
バス・トイレ・ランドリー 入浴剤、バスソルトなど
衛生用品、掃除用品 除菌スプレー、消臭剤、洗剤、カイロなど
日用品 クールネックリング、ホットアイマスクなど

スーパーデリバリーでSDSが必要となるタイミング

スーパーデリバリーでは、海外への確実な配送を実現するために、主に以下のタイミングでSDSの確認を行っています。

1. 商品登録後、弊社にて「海外出品審査」を行う際

商品掲載設定で「SD export」を選択いただいた際、輸出販売に関する審査が必要なジャンル(※「SD export販売プラン運用ガイドライン」にてご確認いただけます)については、出品審査を行います。
その際、素材や成分に応じてSDSの提出をお願いすることがあります。

実際にSDSの提出が必要と判断された場合、該当商品の出品は一時保留となります。
弊社より「<SD>【要対応】SD export販売 SDSの提出依頼」という件名のメールをお送りいたします。
具体的な対応方法についてはメール内に記載がございますので、内容をご確認の上、期日までにご対応をお願いいたします。

この確認は、安全な輸送を担保するだけではなく、注文確定後に「SDS(安全データシート)不足で発送ができない」といったトラブルを未然に防ぎ、貴社の販売機会を守るための重要なステップです。

2. 商品出荷後、海外配送業者より弊社へ依頼があった場合

商品をご出荷いだいた後、輸送事業者が安全に配送できるか最終確認を行う際に、改めて提出を求められる場合があります。
輸送事業者よりSDSの提示を求められた場合、弊社より以下の件名でメールをお送りいたします。
件名:※至急/要返信※<SD>海外出荷商品のSDS提出願い(出荷番号:○○)

商品の滞留を防ぎ、スムーズに輸出を行うため、メールをお受け取り次第、2営業日以内にご返答をお願いいたします。

出展企業様に対応いただくこと

これから海外販売を検討されている場合は、以下の準備を進めておきましょう。

・自社製造商品の場合:
貴社で書類をお持ちではない場合は、作成いただくか、検査機関に作成を依頼して発行しておきます。

・仕入れ商品の場合:
あらかじめメーカー(製造元)に「海外輸出を検討しているので、SDSをご用意いただけますか?」と問い合わせいただき、書類を確保いただくとスムーズです。

・商品情報の整理:
SDSの有無を事前に把握しておくことで、海外バイヤーからの問い合わせにも即座に回答できます。

まとめ

SDSは海外販売を拒むハードルではなく、安全な輸送と海外販売の展開を助けてくれる書類です。

まずは自社の主力商品にSDSが必要かどうかをチェックすることから始めてみましょう。
事前準備が、世界中のバイヤーへと安全かつ確実に商品を展開する一番の近道になります。

記事についてご不明な点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください

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大関
大学時代に韓国留学を行い、現在は海外小売店のサポートを行っております。

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